活動日記

2024/01/23

恩を忘れない台湾

 能登半島地震の発生から、22日で3週間が経ちましたが、死者232人、安否不明者22人、そして避難者が約2000人にも上っています。現在も安否不明者の捜索が懸命に行なわれています。そして、世界から支援表明も相次いでいますが、台湾からの熱心な支援が注目を集めています。

それは、台湾からの義援金が最初の6千万円に続き、約25億円(昨日現在)もの多額の義援金が送られたばかりでなく、家族連れや団体が金沢市付近の被害が少ない地域を訪問し、買い物などをして支援している事も注目されています。

台湾は、東日本大震災の時も世界一の義援金約250億円と救援隊を日本に送り、世界から注目されました。どうして、台湾はこのように日本に対し一生懸命支援してくれるのでしょうか?

それは、1999年に台湾中部大地震(震度7)が発生し2,500人以上の死者がでました。その際、日本の救助隊がその日のうちに台湾入りして、一生懸命救助活動をしている隊員の姿を台湾の多くの人が感謝しながら見ていたそうです。その後、2111年の東日本大震災では、台湾は多額の義援金と救助隊が一生懸命活動してくれました。そして、今回の台湾の多くの人たちの日本に対する支援に、私は感謝してもしきれない思いです。

また、台湾人には日本人と同じ「思いやりの心」や「自利利他の精神」など共通する心があると思っています。それに加え、台湾では昭和の時代に日本が台湾を統治した際、日本政府は台湾を植民地とは違い、日本と同じくライフラインの整備や教育面でも整備して、現在の台湾の発展に貢献した事が学校の教科書で教えられている事が大きいと思います。

13年前に台湾と交流を続ける有志と共に台湾を訪問した際に、李登輝元総統と面談し、台湾人が日本に親近感を持っている事を学びました。日本政府も能登半島地震への多大な寄付を忘れる事なく、何かあったら助け合うという真の友好関係を結んでもらいたいと思いますし、個人的にも心から感謝します。

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