活動日記

2023/06/24

悲惨な児童虐待

神戸市内の草むらで6歳の男の子の遺体が見つかった事件は、あまりに悲惨で衝撃を受けました。そして、その子の背中全体にはあざが広がっていて日常的に家庭内で暴行を受けていたとの事、更には、男の子の祖母、つまり自分の母親を約3ヶ月間も監禁した事などを聞くと、これまでとは違った異常な児童虐待事件です。

 ところで、記者会見をした神戸市によると、通っていた保育園でその子の身体にあざがあるのが確認されて保育園から神戸市に通報があり、市の職員が家庭訪問をして確認したところ、母親は「あざに心当たりはない」と答えていたそうです。私はこれまで県議会で「児童虐待防止」に取り組む中でいつも思う事は、どうして親の言葉を信じてしまうのか?どうして一時保護の措置が出来なかったのか?という事です。児童虐待をしている親は、否定するのが通常です。また、普段から近所の人が、男児の叫び声や男の怒鳴り声を聞いたり、ベランダにいる男児が近所の人に「助けてください」と叫んでいる姿が目撃されていたそうで、近所の人が児童相談所や市役所、警察などに通報していればこのような悲惨な事件を防げたのではないか、と思っています。

地域で子供たちを守る、あるいは地域の安全は自分たちで守るという、人とのつながりが薄れている地域なのかと思うと残念です。亡くなった男児のご冥福を心からお祈りいたします。

 

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