活動日記

2021/11/12

生活困窮者支援

昨日は、都庁で会議に出席する為に新宿駅を降りて歩道橋を歩いていると、二人の路上生活者と思われる人が、ベンチでコンビニ弁当を食べているところに出会いました。コロナの影響で住む家を失ったのか?家族はどうしているのか?支援金は届いていないだろうなぁ?など考えながら都庁に向かいました。現在、政府は新型コロナウイルスの影響を受けた困窮世帯で、条件を満たす対象者に支給して来た「生活困窮者自立支援金(最大30万円)」を、再支給する方向で調整しています。また、生活費の貸し付けや家賃補助の申請期限を延長することも検討しているようです。これまで、困窮世帯でも対象が限られ、申請は政府の想定よりも少ない水準にとどまっていました。それは、生活困窮者の支援は現金給付の条件が非常に厳しい為で、30万円を受け取れるのは困窮世帯の中でも一部にとどまっているのが実態です。その一方、0〜18歳の子どもへの給付金制度は、所得制限の基準が甘く、ほとんどの子育て世帯が受け取れます。つまり生活支援を目的とした予算の多くが、本当に困窮している世帯ではなく、子どもがいて困窮していない世帯に配分されるという制度です。このような給付金制度では、コロナ禍で打撃を受けた世帯への助けとはならないし、セーフティネット(安全網)として機能しないと思います。

11月11日(木)の埼玉県の感染状況:新規感染者数は8人(10日:17人)と一桁となり下げ止まりの様相を呈しています。また、入院患者は46人(+2人)とわずかに増加していますが、重症患者数は13人(0人)のままです。一方、自宅療養者は昨日時点で2人増加して26人になっています。最近は、一進一退の状況で手放しで喜べる状況にはないと思います。現在、政府はGoToトラベルをらう年2月から再開する検討をしているようですが、旅行は、行きたい人・行ける人は自由に行きます。県外移動が制限された夏やGWでも多くの観光客が移動しましたので、移動の制限が解除された今は旅行に行きたい人は勝手に行きます。それが旅行本来の姿です。そこに、税金を使って旅行の支援をすべきでないと思います。

地元白岡市や宮代町は新規感染者がゼロの状態が続いています。また、周辺自治体では昨日は全てゼロでした。引き続きこの状態が続いて欲しいと思っています。

*2回のワクチン接種率(対象者全体比) : 日本全体74.5%(11日現在)、埼玉県72.1%(10日現在)、白岡市84.2%(10日現在)、 宮代町85.0%(11日現在)

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