私は、全国高校野球大会（甲子園大会）は楽しみで、毎年テレビで観戦しています。特に、球児たちの必死にプレーをする姿、勝敗が決した時の両校の球児たちの涙と笑顔、更には応援する人たちの一生懸命な姿にいつも感動させられます。今回も、昨日ベスト８が出そろい明日は準々決勝で、これからの試合の応援にも熱が入ります。

ところで、これまで高校球児と言えば“丸刈り”が当然のようで、特に強豪校と言えば“丸刈り”が定番のイメージでした。しかし、今回の大会では、長髪チームがあり、ベスト８の内慶応、土浦日大、花巻東高校の３校（私立高校）が長髪チームで、話題を呼んでいます。時代が変わり高校球児たちの意識や監督の指導の仕方も試合を見ていてその変化が感じ取れます。そして、今年高野連が実施した「高校野球実態調査」を見ると厳しい規律は緩和される傾向にあり、「頭髪の取り決め」について「丸刈り」は約２６・４％で、５年前の約７６・８％から激減しています。

時代の変化と共に、子供たちのスポーツにかける思いや目標達成の仕方なども変化しています。鬼コーチが引っ張って成功するチームや、自分たちで考え実践していくやり方。オリンピックでの記者会見を見ていて変化を感じます。要は選手がいかに自分たちの力を発揮していけるか！　　髪型で優勝するわけではありません。今回の長髪チームの頑張りを見て、長髪という事が話題にならない時代も近いと思いました。