活動日記

2020/09/14

病院と診療所

白岡市内の歯科医の高井先生と藤井栄一郎市議会議員と3人で懇談した際、先生からある相談を受けました。それは、政府が2次補正予算で「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」で病院や診療所などへの支援金を支給する事を決めました。ところが、市では病院には50万円、医師診療所には20万円、歯科医診療所には10万円を支給したのです。医療法では「病院と診療所」に区分されていますが、診療所を医師と歯科医師に区分されていません。そこで、歯科医師の皆さんは、市役所の担当に「どうして一般医師の診療所と歯科医師の診療所を区別したのか、その根拠を示して欲しい」と抗議しても明確な答えが返ってこないとの事です。高井先生は「地域の歯科診療に一生懸命貢献しているのは一般の医師も歯科医師も同じで、支給額の差は区別ではなく差別だと思う」と憤慨していました。私も全く同感で、歯科医師の皆さんは、高齢者の口腔ケアにも力を入れ、それは命に関わる大切な診療です。そして、子供たちの歯科診療も一生懸命行っています。また、高齢者施設などへも訪問診療し地域診療に貢献している事に変わりはありません。私は金額の問題ではなく、使命感や責任感をもった歯科医師の皆さんのプライドの問題だと思います。自治体によって支給方法が違うようで県の考えを確認したいと思います。

*医療法では、ベッド数が20床以上だと「病院」、19床以下またはベッドが無い施設を「診療所」と定めています。また、大学病院や国立病院機構などの特定機能病院は400床以上、緊急医療を担っている地域医療支援病院は500床以上ある事が条件となっています。

さて、9月13日(日)の県内の新規感染者数は22人で、現在の感染者総数は323人です。また、昨日は重症者の1人が中軽症に回復して7人になっています。そして、陽性率は2.0%(一昨日1.9%)で、埼玉県は全体的に減少傾向になっています。一方、お隣の東京都でも昨日の新規感染者数は146人と一昨日に比較して80人減少していますが、陽性率は3.7%と埼玉県に比べると高い状態です。東京で勤務する人の多い県内のサラリーマンなどは、まだまだ感染防止の注意が必要です。

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