昨日は久しぶりにブローハン聡君が友人のなおと君と一緒に事務所を訪ねてくれました。彼は児童養護施設を巣立った若者の支援をしている、一般社団法人コンパスナビで今やリーダーの立場ですが、彼自身も虐待を受け、壮絶な経験をしてきています。だからこそ、その立場にいる後輩の気持ちに寄り添いながら進むべき道を一緒に探していくという活動は、後輩達の目標になっています。

私も、県議会議員時代から、白岡市議会議員の仲間と一緒に児童虐待や育児放棄で児童養護施設を巣立った若者の支援を行っています。保護者のない児童や、保護者に育児を任せることが出来ない児童を公的責任で社会的に養育し保護するとともに、養育に大きな困難を抱えた家庭への支援を行う事を「社会的養護」と言いますが、施設を巣立った若者たちへの就労支援に力を入れています。特に、警察官や自衛官への就職の道を紹介し、一人でも多くの若者が自分の人生を切り開けるように微力ですが続けています。昨日は二人の話を聞き、もっと多くの人に現実を知ってもらいたい。知る事が支援につながるのだと心から感じました。クラウドファンディングも始まったようですので、できる金額から寄付する事にします。

＊一般社団法人コンパスナビ：埼玉県から児童養護施設退所者等アフターケア事業を委託され、就労支援、住まい支援、生活支援、食糧・衣料品援助を行っています。
また、独自事業として就労支援の中で、資格取得支援（自動車運転免許取得やMOSなどの各種資格）を行っています。