活動日記

2023/11/15

突然の解雇通知

人材派遣会社「マックスアルファ」が、派遣スタッフ約1,500人に突然“解雇通知”がレターパックで送らていてきたことが問題になっています。この会社は、埼玉県や多摩地区など首都圏にあるアマゾンや楽天を始めインターネット通販大手の倉庫や物流センターに対する人材派遣を主力事業として、大手人材派遣会社として業績を伸ばしてきました。コロナ前は約25億円の売り上げだったのが、コロナ禍で約41億円と急激に伸ばし注目されていました。しかし、最近は、社会保険料の滞納や給与の未払いなどで業績悪化が噂されるようになっていました。そして、突然の“解雇通知”で社員や派遣スタッフの皆さんから怒りや窮状を訴える声がマスコミなどに寄せられ社会問題になっています。

この報道を聞いて、私は巻き込まれた本人や家族の怒りは当然で、現在雲隠れしている社長の渡辺真人氏の無責任さは追及されて当然だと思います。私も、小さな会社を経営した時期がありましたが、先ずは会社の信用を得る事そして社員の生活を守る事を第一優先に考え、借入金の支払いや社員の給与支払いは滞らせたことがありませんでした。今回渡辺社長は、解雇に至った経緯や理由、賃金支払いが遅れていることの理由や支払い目処、資金繰りの状況などを社員と直接話す機会を設けるなどして、トップとしての誠意ある対応をすべきです。文書での解雇通知だけで済ますこと自体言語道断です。併せて、突然の解雇で生活が困窮する家庭への支援も必要です。

改めて、経営者として社会的な責任感ののない人が金儲けだけの経営をすると、巻き込まれる関係者は本当に不幸です。以前、成人式の晴れ着をレンタルする会社でも同様な事が起きましたが、政治家と言い、経営者と言い、日本らしい精神的な誇りや矜持が失われているのを見るのは寂しい限りです。今日は、〝またもや!”というニュースに接して暗い気持ちになりました。元気の出る話題が欲しいものです。

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