活動日記

2023/10/15

細田衆議院議長の失態

細田博之衆院議長(79)が、体調不良を理由に衆議院議長を辞職する。しかし、国会議員は続けるとの発表に、私は“辞職が遅いし、議員も辞職すべき”と思いました。細田氏と言えば、旧統一教会と長い癒着問題やセクハラ疑惑が報じられていました。 特に、2019年に名古屋市内で行われた教団の会合では、「韓鶴子総裁の提唱によって実現した、この国際指導者会議の場は、大変意義が深いわけでございます。安倍総理に早速ご報告したいと考えております」と述べて、旧統一教会との関係の深さを表わし「広告塔」との指摘もありました。そのような黒いうわさがある細田氏が、衆議院議長に就任すること自体“国会の品位”を落とすことになったのです。

また、先日の記者会見では、細田氏は記者の質問には正面から答えず、記者からは「様々な問題に納得のいく説明がない」や「体調が悪く議長をやめるが議員は続けたいとは、理屈に合わない会見だ」などと厳しい指摘を受けていました。これに対し細田氏は「十分に誠意を示した」と満足していたようですが、民意を無視した会見で身内の自民党内からも「演出方法も含めて大失態だ」という声が出ています。

細田氏は旧統一教会とは安倍元首相と同じくらい深い癒着があったと言われています。現在、旧統一教会の高額寄付や霊感商法で多くの被害者が出て、政府の教団に対する“解散命令請求”が決定したのですから潔く教団との関係を説明し議員も辞職する事が、日本人の被害者に対し“謝罪と誠意”を示す事になります。

今回衆議院議長にまで上りつめた細田氏が、記者の質問を無視し、誠意に欠けた記者会見をした事を見て、政治家という前に人としての生き方・考え方は、このような時に態度で表れる事。更には「人は自ら晩節を汚してはいけない」、「人は引き際が大事」という事を考えさせられました。

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