本日から”緊急事態宣言が解除“となりますが、１０月２４日まで段階的緩和措置として、一番関心の高い飲食店のお酒の提供は、「認証店」では時間や人数などを制限して許可されます。一方、「非認証店」では、営業は出来ますが終日お酒の提供は出来ません。昨日は、飲食店への「協力金：２４４億円」の補正予算の審議を行いました。私の所属するする産業企業労働常任委員会では、①緊急事態宣言が解除されると、時短などの要請を守らなくても罰則されないので、事前にしっかりと要請内容などを周知すべき　②”非認証店”にも協力金を支給するのは県民の理解が得られるのか？　など活発な質疑が行われました。私は、「新規感染者数が減少したといっても、毎日１００人前後で推移している。病床使用率などはステージⅢの状態でウイルスが市中にはまだある。今後人流が増え飲酒の影響で新規感染者が増えた場合、この段階的緩和措置を見直す基準を示すべきで、至急担当部が各種シュミレーションを行いリスク見積もりを早急に行うべき」と提言しました。緊急事態宣言が解除されて、気の緩みなどからリバウンドする恐れがありますので、担当部と県は、感染者の増加の最悪の状態を想定して対応策を練っておくべきだと考えています。

＊認証店：感染対策が、県の「彩の国新しい生活様式」に基準を満たしていると認められた　　お店に、「認証ステッカー」が交付されます。

９月３０日（木）の埼玉県の感染状況：新規感染者数は９３人（２９日：１５３人）と１００人以下でした。また、重症者は３人減少して４９人、自宅療養者は２０３人減少して９０４人と両方とも確実に減少しています。また、病床使用率は２３．７％（２９日：２５．３％）、重症者用病床使用率は２０．８％（２９日：２２．０％）と大幅に減少傾向にあります。しかし、市中には感染力の強い”デルタ株“が無くなったわけではありませんので、油断すると直ぐにリバウンドする恐れがあります。

本日から、７医療機関（８診療科）で後遺症の診療を開始します。後遺症は、倦怠感・呼吸器症状・味覚嗅覚障害・脱毛症等の症状が出ています。病院などの詳しい情報は、埼玉県のHPをご覧ください。*県のHPアドレス：http://www.pref.saitama.lg.jp/a0710/covid-19/kouisyou.html

地元白岡市の昨日時点での総感染者数は７１５人（３０日：２人）、宮代町は３６８人（＋２人）でした。また、隣の蓮田市が７２０人（＋２人）、久喜市が１，６９０人（＋２人）、伊奈町４８６人（０人）でした。

＊埼玉県議会：９月２４日（金）から１０月１４日（木）まで開会され、今後の感染状況の変化を踏まえた医療体制の整備などの補正予算、約１，２７１億円の審議などが行われます。この予算が承認されると、埼玉県の令和３年度予算の総計は、２兆５，７１１億５，９６４万３千円となります。

＊２回のワクチン接種率（対象者全体比）９月２９日現在　：　埼玉県５２．５％　　白岡市６０．０％　　宮代町６４．３％（９月１９日現在）