私は、自宅で義母（９６歳）の介護をしていますが、入浴サービスなど多くの介護関係者にお世話になっています。その中で、あまり知られていませんが「訪問薬剤師」の役割が大きいと感じています。訪問薬剤師は、薬局に常駐する「かかりつけ薬剤師」とは違い、患者の自宅や入居先の介護施設を訪問して、調剤された薬の薬剤管理を行います。例えば、飲みにくい薬から他の薬へ変更したり、薬の副作用や飲み合わせの確認などを行います。薬の服用方法に困っている場合などは大変助かります。その指導などは医師や歯科医師の指導で行っていますが、今後は地域医療を支える大切な仕事としてニーズは更に高まってくると予想されます。

１０月６日（水）の埼玉県の感染状況：新規感染者数は７５人（５日：６７人）と５日連続で１００人を下回っています。また、重症者は４人減少して３７人、自宅療養者は１３０人減少して３８１人でした。しかし、昨日は死亡者が２人で連日亡くなる方が出ているのは憂慮されます。なお、病床使用率は１７．６％（５日：１９．６％）、重症者用病床使用率は２０．２％（５日：２２．４％）、陽性率は２．０％（５日：２．３％）で、重症者用病床使用率が２０％を下回れば指標が現在のステージⅢからⅡになります。引き続き油断することなく、マスクの着用など基本的な感染対策を行って欲しいと思います。

さて、これまで先進国の中でワクチン接種率が高いと言われているシンガポールで感染が急増しています。シンガポールでは、国民の約８０％はワクチン接種を完了しています。専門家は、感染者が急増している原因は、外食の解禁などにより人同士の接触の機会が増えている事があると話しています。日本の接種率は未だ６２．３％（１０月５日現在）ですので、感染力の強いデルタ株には油断はできません。

１０月１日から、７医療機関（８診療科）で後遺症の診療を開始しました。後遺症は、倦怠感・呼吸器症状・味覚嗅覚障害・脱毛症等の症状が出ています。病院などの詳しい情報は、埼玉県のHPをご覧ください。

*県のHPアドレス：http://www.pref.saitama.lg.jp/a0710/covid-19/kouisyou.html

地元白岡市の昨日時点での総感染者数は７１６人（５日：０人）、宮代町は３８１人（０人）でした。また、隣の蓮田市が７２０人（０人）、久喜市が１，６９４人（０人）、伊奈町４８６人（０人）でしたので、このままゼロを継続して欲しいですね。

＊２回のワクチン接種率（対象者全体比）１０月５日現在　：　埼玉県５６．０％　　白岡市６４．５％　　宮代町７８．２％

＊衆議院総選挙は、１０月１４日（金）告示、１０月３１日（日）投票日で決定しました。昨日、与野党の国会対策委員長が会談し、野党（立憲）が臨時国会で予算委員会を開催するよう求めましたが、与党（自民党）が拒否したとの事です。市（町）役所職員が、投票用紙などの印刷など準備に追われています