活動日記

2023/11/27

馳知事の政治生命は?

 石川県の馳浩知事が東京五輪招致をめぐって「国際オリンピック委員会(IOC)委員に官房機密費(内閣官房報償費)を使って贈答品を渡した」と発言した報道に、私は「やはりそうか」、「オリンピックのイメージがさらに悪くなった」との思いと「オリンピックで一生懸命頑張った選手たちが気の毒だ」という思いで一杯でした。それでなくとも、東京オリンピックの招致やその後の運営についても、贈収賄や談合問題が取り上げられましたので、今回の件は火に油を注ぐようなものです。馳知事は、直ぐに発言を取り消しましたが、実際にあった話だろうと想像できます。

これまでも、官房秘密費がどのように使われているかは“国家秘密”のように明らかになってきませんでしたが、今回の馳知事の発言は、その使い方の一部が初めて“公開”されました。私が思うに、馳知事は「国会議員の時には、私は官房機密費を自由に使える重要なポストにいた」と自慢し軽い気持ちで言ったのだと思います。この発言で、石川県民だけでなく、多くの国民が東京オリンピック招致に関する疑惑を強く持ったばかりでなく、馳知事への信用も失墜しました。そして、私はこのような知事が石川県民の大切な税金を県民の為に使うとは到底思えません。馳知事は、この一言で完全に政治生命を失ったと思っています。

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