活動日記

2021/08/31

コロナの後遺症外来開設

新型コロナウイルス感染症は、感染者が陰性になっても”後遺症“が残り苦しんでいる人が沢山います。例えば、呼吸困難や味覚障害が残り、職場への復帰が出来ない人も多くいるのが現状です。この人たちへの対応は、これまで電話対応が主で専門の医療機関がありませんでした。そこで、埼玉県は10月を目途の県内に8医療機関に「後遺症外来」の専門医を設ける事で県医師会が準備しています。後遺症は、抜け毛、鬱(うつ)症状、味覚・嗅覚障害、呼吸困難など多くの症状があり個人差も大きいのが実態です。しっかりとした体制が出来るよう今後も見守っていきます。

8月30日(月)の埼玉県の感染状況:新規感染者数は1,106人(29日:1,463人)とわずかですが減少傾向にあります。しかし、自宅療養者が10,104人もいますので、この方々への医療ケアと食糧支援などが急がれます。現在、県の保健医療部は酸素ステーションや抗体カクテル療法の実施に向けて準備が進められています。しかし、これまで新規感染者が多かった地域(川越市やさいたま市など)は減少し、一方でその他の地域が確実に感染者が増えている現状です。市町村が保健所と密に連携をとり、正確に感染者の状況を把握してケアできる体制が必要です。

地元白岡市の昨日時点での総感染者数は597人(30日:+18人)、宮代町は322人(30日:+4人)と新規感染者はゼロでした。また、隣の蓮田市が599人(+22人)、久喜市が1,477人(+35人)という状況です。

今大事な事は、新規感染者数を減らす事でお互いが緊張感をもって①不要不急の外出自粛②マスク着用③手の消毒④密を避ける事⑤こまめに換気を行う、という基本事項を徹底して生活しましょう!

*抗体カクテル療法:人工的に作った2種類の抗体を点滴で投与する治療薬です。発病後7日以内に投与する必要があります。治験で入院・死亡リスクが70%減少したとの報告があります。

*酸素ステーション:自宅療養中の患者が救急搬送要請をした際、酸素投与を受けられる施設で一時的な対応をする施設です。

*デルタ株:インドを中心に感染拡大し、アルファ型(英国型)の約1.5倍の感染力があります。日本でもデルタ型の感染が若者に広がっています。ワクチンの効果も弱まる可能性も指摘されています。また、昨日は、国内で新たなデルタ株が発見され、その感染拡大が心配されます。

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