活動日記
久しぶりの意見交換
訪問薬剤師という制度を自ら確立しその経験を活かして博士号を取得し、現在は帝京平成大学で教授として活躍されている旧知の小原道子教授と白岡市内居住の介護福祉士の多ケ谷さん、そして白岡市地域包括支援センター長の福田さんと久しぶりに意見交換を行う事が出来ました。小原教授は学生に対し、自身の現場の経験を生かして薬学と地域社会との関わりや薬剤師の役割などを教えています。また、直接介護現場で活動している福田さんと多ケ谷さんの意見は高齢化社会が抱える地域の課題も具体的でした。三人から具体的な提言などを伺い、当面の2025年問題の先に控える超高齢化社会2040年問題を見据えて、体制整備や地域のコミュニテイづくりをする事の大切さを改めて感じました。今回も現場の声を県政に届けていきます!
ところで、昨晩の菅首相の記者会見は、相変わらず官僚の書いた原稿の棒読みで心に響かないものでした。国民に正確に伝えるところは原稿を読むことも必要とは思いますが、直接国民に訴える事や強調しないといけない事は原稿を読まないで話してほしいものです。昨日のような会見では国民は”また延長か“という失望感だけが残ってしまい、国民の緊張感や危機感は薄れてしまう恐れがると感じたのは私だけでないと思います。菅首相にとっては横浜市長選挙で自身が応援している小比木候補(自民党)の劣勢が伝えられている事の方が気になるのかもしれません。菅首相には国民の命を守る責務がある事を忘れないで欲しいものです。
さて、8月17日(火)の埼玉県の感染状況:新規感染者数は1,634人と1ヶ月前の7月16日:289人に比べると約6倍の増え方です。更に、自宅療養者が急増し、実に25倍(616人→15,354人)も増えていて、入院患者数が約2.2倍(535人→1,188人)の増え方の差を見ると、自宅療養者への医療ケアが如何に大切か理解できます。地元も感染者が急増し、昨日時点で白岡市は459人(17日+6人)、宮代町は260人(17日+7人)です。
今大事な事は、新規感染者数を減らす事でお互いが緊張感をもって①不要不急の外出自粛②マスク着用③手の消毒④密を避ける事⑤こまめに換気を行うを徹底する事に努めていきましょう!
*抗体カクテル療法:人工的に作った2種類の抗体を点滴で投与する治療薬です。発病後7日以内に投与する必要があります。治験で入院・死亡リスクが70%減少したとの報告があります。
*ラムダ株:最初に南米のペルーで感染が発見され南米で感染が広がっています。現在日本国内で感染が広がっているデルタ株に比べて感染力や重症度などが高いかどうか、まだ詳しい事は分かっていません(一説にはワクチンの効果が弱まるとの説があります)。