活動日記

2023/08/15

終戦記念日

 78年前の今日(昭和20年8月15日)の正午に、昭和天皇が連合国によるポツダム宣言を受諾し「日本の敗戦」を伝える玉音放送がラジオから流されました。この宣言の受諾には、昭和天皇の決断、いわゆる「聖断」がありました。当時、連合国軍が昭和20年3月に沖縄本島に上陸し6月には日本軍が玉砕、その後8月6日と9日には広島と長崎に原爆が投下され多くの犠牲者が出ました。それにもかかわらず、政府内の対立や軍部の強硬姿勢などにより終戦(敗戦)の決定ができなかったため、天皇による「聖断」が行われました。もしこの時天皇による終戦の決定がなければ、日本はさらに壊滅的な状態になり国の復興が遅れていたと言われています。

また、日本の目覚ましい発展を遂げる事が出来たのは、この時の天皇の「聖断」と連合国がアメリカであった為です。もし、戦勝国の中心国がソ連であった場合、たぶん昭和天皇は処刑されていました。当時の日本国民の絶対的存在であった天皇が処刑されれば国民の拠り所がなくなり、現在のような繁栄はなかったと考えられます。なぜなら、ソ連は昭和20年8月9日に、当時有効であった日ソ中立条約を一方的に破棄して我が国に対し宣戦布告し、我が国のポツダム宣言受諾後の8月18日には千島列島に侵攻し、その後9月5日までの間に北方四島のすべてを占領し、一方的にソ連に編入し、現在の不法占領しています。そのようなソ連が、戦勝国の中心であったら、日本はドイツのように国家(民)が分断されていたかもしれません。

私は、毎年の終戦記念日は、戦争で亡くなった人たちの霊を慰めると同時に現在の平和と繁栄に感謝する日にしています。そして、二度と悲惨な戦争がおきないよう、子供たちや孫たちに平和の尊さを伝える日にしています。

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