活動日記

2023/08/14

新盆の供養

昨年12月に母が亡くなり、新盆を岡家の菩提寺である西光院(大田原市:真言宗)で供養してもらいました。お盆の迎え方は地域やその家(宗派など)によって違いますが、13日にお寺で提灯に火をともし先祖をお迎えします。そして、15日までの間家の仏壇で毎日魔族と供養をし、16日には“送り火”を焚いて送ります。

ところで、お盆の起源は、お釈迦様の十大弟子のひとりである目連尊者の伝説に由来しています。餓鬼道に堕ちた母を救うために、お釈迦様の助言通り、夏安居(僧侶たちの修行の期間)の終わる日に、修行者たちに飲食を振る舞ったことが「お盆」の起源と言われています。

お盆はご先祖様と出会い、想いを馳せるための年1度の大切な仏事です。特に亡き母の初盆(新盆)は、悲しみの癒えぬ間にやってきましたので、家族や親しかった人たちで故人を迎え入れたいと思っています。亡き母は、小学校の教師をしていたこともあり、今回教え子たちから花や果物などのお供物が沢山届けられました。思えば、葬儀の時も教え子たちから弔電やお供物が供えられ、新盆でも教え子たちの亡き母に対する温かい気持ちが届けられ、当時から子供たちから慕われた温かい先生であったという事がよく分かりました。これからどう生きるかのお手本です。

また、こうした仏事を通して、私たちがたくさんの人たちとの繋がりの中で生かされていることが実感できます。

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