活動日記

2023/08/16

富士登山のマナー

平成25年に富士山が世界遺産に登録されてから外国人の登山客が増え、当時から外国人のマナーの悪さが報じられてきました。そして、先日のテレビ報道によると、今年は7月1日の山開きからの入山者数は過去2番目の多さで、その約半数が外国人だそうです。そこで、目立つのが外国人の軽装とマナーの悪さです。日本人は、しっかりした登山装備ですが、外国人の多くがワンピースにサンダル、中にはホットパンツ姿の外国人までいて、明らかに富士登山を軽く見ています。そして、そのマナーの悪さは、「テントが登山道をふさいでいる」「避難小屋の床下でガスコンロを使っている」「ゴミを捨てていく」等など苦情が絶えないとの事です。

ところで、外国人の軽装での登山の為に救助活動もコロナ前に比べて、約2倍に増えています。例えば、軽装で登山したフランス人が足を捻挫、カナダ人は山頂付近で高山病になってブルドーザーを使って下山、夜道に迷ったアメリカ人が救助されるなど外国人に対する救助活動が多いようです。

私も、これまでに富士山の登山を4回経験していますが、一度は8合目で風雨が激しく途中で登山を断念して下山しました。万全の登山装備で登山しても、急な風雨で上から石が落ちてくる場合もあり、途中は足場が悪いところも沢山あります。富士登山を甘く見てはいけのは当然ですので軽装での登山は以ての外、途中で下山する勇気も必要です。

  ところで、富士山が世界遺産に登録されてから入山料を任意で1人1,000円徴収しています。現在、5、6合目で徴収していますが、今後は軽装での入山を禁止したり、入山料を全員から徴収して登山者の意識を変える事を検討する必要があります。

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