活動日記

2023/10/21

またもや“人権侵害”

 7年前、杉田水脈衆議院議員(自民党)が、国際会議「女性差別撤廃委員会」に札幌アイヌ協会から民族衣装で出席ている姿をSNSで「アイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場、同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」という内容を書き込んでいた問題で札幌法務局から「人権侵害」があったと認定されましたが、今回は大阪法務局からも「人権侵害」が認定されました。それは、杉田議員が7年前の同じ会議に参加したチマチョゴリ姿の韓国代表の女性をSNSで「会議室では小汚い格好に加え、チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」という書き込みを写真付きで載せた事が、人権侵害にあたると認定されたのです。

私は今回の件で改めて杉田議員には国民を代表する国会議員としての資格がないと思いました。LGBTQに関して生産性がないとの差別発言も然り、他者を労り寄り添う気持ちの全くない人です。国会議員がこのような一連の差別発言をする事によって、日本が国際的な信用を失うのは明らかです。一方、杉田議員は、各法務局からの決定に対して「一部認定された部分については既に削除し謝罪している」とコメントしていますが、むしろ開き直っているところが理解できません。このような品格も常識もない人間を国会議員として選んだ有権者にも問題があります。少なくとも、国民の代表として常識と品格を供えた人を選ぶのは我々の義務です。しっかりとした見識を持ち、弱者に寄り添い、少数者の権利を守る考えを持つ人物を国会議員として選ばなければ、日本は世界から取り残されてしまう事を改めて感じています。

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