活動日記

2023/10/22

万博建設の費用増額

2025年開催予定の大阪・関西万博の会場建設費が、当初予算の1,850億円から500億円増の2350億円となるとの報道に、私は「やはり、東京オリンピックに続いて大阪・関西万博でも計画がずさんだ!」という思いでした。東京オリンピックでは当初予算が約7,400億円でしたが、最終的にはその5倍の3兆7,000億円でした。ましてや、今回発表されているのは「会場建設費」だけですから、トータルの予算がどのくらいか不明です。これでは、国民や府民の理解は得られません。万博の場合は、費用負担を政府・大阪府・経済界の3者で当分負担する事になっていますが、多額の税金が投入されることになります。先日は、札幌オリンピック(2030)の誘致が「市民の理解が得られない」という理由で断念されたばかりです。

ところで、大成功だった1970年の大阪万博のときには私は高校生で修学旅行が万博見学でした。当時は、今のように「テーマパーク」というものがなかったし、万国博覧会にふさわしい世界の珍しいものが大阪で見られるという事で、日本中が盛り上がりました。しかし、現在ではどうでしょうか?「万国博覧会」というのに、各国の参加申し込みも少ないと聞きます。私は、このままいけば大阪・関西万博は失敗に終わると予想しています。

そこで吉村知事は「万博の中止」を宣言し、万博につぎ込む予算を府民の生活向上に振り向ける選択をすべきです。今コロナ禍で多くの人が職を失い、更には物価高騰で生活に困っている人が沢山いるのが現状で、その人たちに光を当てる事が政治の優先事項です。ましてや、ロシアのウクライナ侵攻、中東ではイスラエルのガザ地区への攻撃などで、世界は万博にお金をつぎ込んでお祭り騒ぎが出来る状況にない事を吉村知事は考えて「万博中止」を決断すべきです。

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