活動日記

2023/10/20

疑惑の紙袋

以前私は自民党の下村博文元文科相(69)に政治家として期待していましたが、最近の下村氏の行動を見て失望しました。下村氏は、小学校の時に父親を亡くし、生活も厳しい中苦学して大学を卒業しました。その後は政治家を目指し衆議院議員になってから教育問題に精通し文部大臣にまで上り詰め“将来の自民党総裁”とまで言われていました。子供時代の苦しい家庭生活や、苦学して大学で学ぶ姿が私の人生と重なる部分があり、共感を覚えて、下村氏の政治活動を応援していました。

ところが、安倍派の会長になりたいために森喜郎元首相に土下座をして現金(2000万円?)を紙袋に入れて渡したが、森氏は“少ない”と受け取らなかった。との記事が文芸春秋に取り上げられた事に失望しました。一方、下村氏は“事実無根”で名誉を傷つけられたと 、文藝春秋社を相手取り1,000万円の損害賠償を求める訴えをしたと事です。火のないところに煙は立ちません!、ましてや、文藝春秋ほどの出版社が出す記事ですから、証拠などを取っているはずです。

これまで、私は下村博文氏は金権政治には関係しないクリーンな政治家だと信じていましたが、今回の報道でそのイメージは完全に消えてしまいました。ましてや、森喜郎元首相と言えば東京オリンピックの贈収賄疑惑でも名前が上がり、長年政治の中枢にいて金権腐敗政治の元凶とまで言われた注目の政治家です。その森氏に現金を渡して安倍派の会長に就任しようとした行動は、正に私利私欲のためには何でもする政治家になってしまったと言われても仕方ありません。これまでの苦労を晩年になって無にしてしまうこと、正に〝晩節を汚す“今回の行動で、私だけでなく下村氏に期待していた多くの国民が失望していると思います。  本当に残念です!

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