活動日記

2024/03/06

まるでマネーロンダリング?

 自民党の茂木敏充幹事長の関係政治団体から、住所と連絡先、会計責任者が同じ別の政治団体に約3億2年万円が移されていたという報道に、“裏金”と同じでまるで“マネーロンダリング”ではという思いです。

この資金が移った団体は、国会議員の関係政治団体よりも金の使途などの公開ルールが甘く、使途の大半がわからない形になっていたのです。また、埼玉県選出の新藤義孝経済再生大臣も同じく約2億5千万円が新藤氏の関係政治団体から別の団体に「資金移動」されている事が判明しています。

ところで、国会議員関係政治団体は、原則「1件1万円超」の経常経費と政治活動費を政治資金収支報告書に明細まで記載しなければなりません。一方、「その他の政治団体」では、経常経費の明細の記載は不要で、政治活動費も「1件5万円以上」と基準が緩く関係政治団体は監査が必要ですがそれ以外の団体では不要となっています。

政治資金の流れを不透明にする「資金移動」は、国民の信頼を裏切る行為であり政治倫理に反するものです。そして、これは完全に政治資金収支報告書における公開ルールを逃れるための不正な手段であり「マネーロンダリング」言われてもしかたありません。このような「資金移動」は、政治家の責任と透明性を欠くもので国民の政治に対する不信感をますます高めるものです。茂木幹事長と新藤経済再生大臣は、責任を取って役職を辞任すべきです。

*マネーロンダリング(Money Laundering):資金洗浄のことです。麻薬取引、脱税、粉飾決算などの犯罪によって得られた資金(汚れたお金)を、資金の出所をわからなくするために、架空または他人名義の金融機関口座などを利用して、転々と送金を繰り返したり、株や債券の購入、大口寄付などを行ったりします。これは、捜査機関による差し押さえや摘発を逃れるための行為で、世界中で巨大な闇のお金として悪用されることもあり、もちろん法律違反です。

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