活動日記

2024/01/09

わずか五分で津波が!

 能登半島地震は、発生から1週間が経ち、更に犠牲者が168人、安否不明者323人と増えています。現在、雪や雨が降る中、自衛隊や消防そして警察などが不眠不休で不明者の捜索に当たっています。

ところで、今回の地震では珠洲市や能登市などでは地震発生後わずか5分で津波が到着しました。気象庁は地震発生の2分後には“津波警報”を発していましたが、その約3分後には津波が海岸に押し寄せた為に多くの人が逃げ遅れたようです。 ところで、“津波の速さ”は、水深4,000mの海で時速約700㎞の速さで伝わると言われ、まさにジェット機並みの速さです。更に、後ろの波が前の波に追いつき波の高さが増すのが特徴で、沖合で1mの津波でも海岸では数m以上の波高となるわけです。

また、津波は何度も来ますので第一波が去ったからと言って海岸に戻ってはいけません。一旦避難したら「避難解除」の情報が出るまで家に戻らない事が重要です。

ところで、いつどこで起きるかわからない地震への備えですが、我々の出来ることは、日頃から地震や災害時に避難しても必要なものを日頃から手元に準備しておくことが大事だと改めて感じました。我が家にとって必要なものは何か。水や電池、基本的な食料の他に、常備薬や、自分の医療情報、アレルギーなどを記した紙を避難袋に入れておくと何かと役立ちます。その際連絡を取りたい身内の電話番号も一緒に書いておくと便利です。また、道路が悪くなるので、運動靴は必須です。そして『避難指示』が出たらすぐにそれらを持って避難する事が大事だと今回の津波で思い知りました。埼玉県は海がないので、津波の心配はしなくて済みますが、待ったなしの事態はいつ起きるか分かりません。自然災害を繰り返している火山列島の日本に住んでいる以上、備えはしておかなければいけないと改めて気の引き締まる思いです。

被災地の復興もたやすいものではないと思いますが、安否不明者の一刻も早い救出を祈ります。

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