ウクライナ南部のへルソン州の巨大ダムが決壊し、大量の水が下流に流れ出て死者が出たり自然が破壊されるなど、日を追うごとに被害が拡大しています。現在は、飲料水や食料が不足している事と、病院や学校幼稚園まで水没してしまっていて、水が引いた後も復旧に多くの時間と労力を要します。今後は、更に伝染病などの発生が心配です。現在の問題は、ロシアの支配する被災地の人道支援に向かおうとしている国連難民高等弁務官事務所の申し出を、ロシアが拒否している事です。一日も早く停戦に向けた国連などの動きをして欲しいと思います。

ところで、ここにきて今回のダムの決壊はロシア側が意図的に破壊したとの見方が有力になって居ます。軍事専門家は、「ロシアはこの地域のロシア軍の損失が大きいことから、ウクライナ軍との戦線を縮小させる作戦に変更した。その為に、ダムを決壊してウクライナ部隊を洪水対応に向けさせて、その間ロシア軍を南部ザポロジエや東部バフムトに展開させる作戦にでた」と説明しています。　

いずれにしても、私たちも遠い国の問題として考えるのではなく、この戦争が私たちの物価高騰や公共料金の高騰などに影響している事を考えて関心を持つべきだと思います。そして、共にウクライナに一日も早い平和が来ることを願って欲しい、と考えて欲しいのです。

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