活動日記

2023/12/11

オスプレイの事故に思う

沖縄県屋久島沖で起きたオスプレイ墜落事故で、亡くならた米軍隊員のご冥福を心からお祈りいたします。

私はこのオスプレイの配備には反対でした。ヘリコプターと飛行機の機能を併せ持つという触れ込みでしたが、操縦が難しいようで危険極まりないと危惧していたらやはりまたもや犠牲者が出てしまいました。

さて、オスプレイは開発段階から米国国内で事故が多発し、最初の沖縄配備時は沖縄県も事故を懸念し反対していました。ところが、米国からの配備要求に、日本政府側の政治的判断で沖縄県普天間基地への配備は強行されたというのが当時の状況でした。更に、沖縄配備後もオスプレイの墜落事故が相次ぎ、他国ではオスプレイの導入が見送られる中、日本だけが導入に踏み切ったのです。最初は陸上自衛隊木更津駐屯地に配備され、今後は九州に配備する計画もありました。しかし、墜落事故相次ぎ米国は2026年オスプレイの生産を中止すると発表したために、今陸上自衛隊は頭を悩ましていると思います。

私は、このニュースに、陸上自衛隊の尖閣諸島防衛の装備体系に大きな影響が出て、防衛計画そのものの見直しも行わないといけない大きな問題だと思いました。現場のニーズに基づかない政治主導の防衛装備品の導入が、後になって大きな負担になる典型的な例です。今後陸上自衛隊は生産中止が決まったオスプレイの運用をどのようにするのか、そしてオスプレイに変わる機種選定をどのようなするのか大きな課題です。防衛予算は、大切な国民の税金です。絶対に無駄があってはなりませんので、今後も注視していきます。

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