英国で強い感染力を持つ新型コロナウイルスの変異種が確認され、その後イタリアや豪州でも見つかり英国から人やモノの流れが禁止されたと大きく報道されています。また、英国のハンコック保健相は「変異種を制御できない状態だ！」とのコメントを出したことで大きな混乱を招いています。特に、英国とヨーロッパを結ぶドーバー海峡の閉鎖は、英国への生鮮食料品などの流通がストップして英国民の生活にも大きく影響しています。日本政府は”これまで英国と同じ変異種は確認されていない”、”もともと英国を上陸拒否対象国としているいる”との発表をしていますが、英国から直接でなく他国経由で日本に入国する場合もあるわけで、入国審査を更に厳しくして変異種ウイルスの国内への侵入を防止しないと、国内での感染がさらに拡大し医療崩壊を招くことになります。医療関係者は相当危機感を持っていますが、政府は楽観的なので驚いています。政府の水際作戦の再検討（強化）を強く望みます！

１２月２２日（火）の新型コロナ感染症報告：①埼玉県の新規感染者数は、１９６人（２０日：１４４人）　②重症者３２人（昨日：３４人）③自宅療養者数１１０９人（昨日：１０６２人）　④入院患者の病床使用率５４．２％（昨日：５５．６％）　⑤重症者病床使用率２９．９％（昨日：３１．８％）　です。

昨日は県の専門家会議で「一定の条件の下で自宅療養を認めるよう基準を緩和する」という方針が出されました。これに関して大野知事は「肺などの基礎疾患がない事、５０歳未満である事など、国の基準より厳しい条件を付して自宅療養を求める」と発表しました。私は、自宅療養者の家庭内感染を如何に防ぐのかという事が大きな課題だと考えていましたので、自宅療養者を増やす事を疑問視しています。