活動日記

2024/01/05

デマや偽情報

 能登半島地震では、自衛隊や消防そして警察などが不眠不休で必死の救出活動を行っています。家屋の崩壊や津波などで、現在死者84人、安否不明者179人と大きな被害が出ていて、犠牲者はさらに増える恐れがあります。そのような中、SNSで救助を求めるデマや偽情報が急増し現場の関係者が迷惑しているようです。「家族が下敷きになっている」、「助けて、SOS」、「地震は人工地震の可能性がある」、「外国人の窃盗団が現地に向かっている」などというもので、被災者を語って救助を求めるものや、第三者が善意のように発信するものも多いようです。

東日本大震災では、SNSはメディアがカバーできない生活情報を発信して注目され、政府や自治体なども貴重な情報インフラとして位置づけてきました。 しかし、その後の災害では、救助のような命に関わる重要な情報に対しても不確実な情報が交じるようになっています。熊本地震では、『動物園からライオンが逃げ出した』という偽の情報が広がり被災者に恐怖を与えました。

災害時のSNSは、電話が通じない場合の有効な通信手段ですが、災害時のデマや流言は、“命”に関わります。被災者の皆さんに寄り添って正しい情報の提供をして欲しいと思います。

弱者を助ける精神や、日本人としての誇りを取り戻せと声を大にして言いたい‼️

 *流言とは、事実の確証なしに推測で語られる「根拠のない風説、うわさ」が自然発生的に流れるのに対して,デマは「嘘」だと知ったうえで意図的に流された後,流言のように広がったものを言います。

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