活動日記

2023/07/21

マイナカードの信頼性

マイナンバーカードの紐づけのミスで個人情報が漏洩した問題で、政府の個人情報保護委員会は、デジタル庁に立ち入り検査を始めました。以前、同委員会は国税庁がマイナンバーカードの入力業務を許可なく外部に委託した事で立ち入り調査を行っていますので、これで2度目の立ち入り調査です。

これまで、マイナカードを使ったコンビニ交付で別人の住民票が交付されたり、マイナカードが他人の健康保険証や年金などの情報に紐づけされたりと相次ぐ個人情報雄漏洩などのミスで、このマイナンバーカードの信頼性が失われています。 更に、河野太郎デジタル相のこの件での国会の答弁は、無責任極まりなく個人情報の漏洩に対する意識が欠如していると言わざるを得ません。多少の誤差が生じることは想定内であるとの政府の考え方がありますが、数パーセントの中に入っているのは、紛れもなく国民一人一人で、自分の大事な個人情報です。これがもし河野大臣の個人情報でも、想定内の誤差で済まされるのでしょうか?全部の国会議員の個人情報が他人に紐付けされても人口に対してはほんのわずかな数値。大したことはないと言えるでしょうか?デジタル庁は、自分のこととして責任感を強く持って頂きたいものです。

政府は今後、相次ぐトラブルに対応するため「マイナンバー情報総点検本部」を設置し、登録の誤りがないか総点検をするとしていますが、私はこの制度・システムを根本から見直す必要があると考えます。それでないと、マイナンバーカードに対する国民の信頼は得られないと思います。

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