活動日記

2021/03/01

ワクチン供給の不安

昨日のテレビ報道で、日本へのワクチンの輸入時期が明確でない事が明らかになりました。26日の埼玉県議会代表質問で私が大野知事に対して「県内の医療従事者23万人いる中で、ワクチンの第一弾の到着が4万人分しかない、どのように配分するのか?」と質問をしたところ、知事は「ほとんど話にならない量だ」と不満を表明し、河野大臣に対しても強く要望したとの事です。現在県では、医療従事者に接種する医療機関を約400カ所決めて、3月1日から2か月半で終わる予定でしたが計画は遅れる恐れが出てきました。一番困るのは、次に接種する65歳以上の高齢者への接種を準備している各市町村です。今後共、県からの情報を出来る限り早く提供できるようにして行きます。

ところで、昨日のテレビ報道で英国のワクチン接種の事が取り上げられていましたが、英国では既に1800万人に接種が終わり(接種率28.7%)、接種の人数が増えるに従い入院患者数が激減している事が説明されていました。また、専門家が、①英国はファイザー社とワクチンが完成する前に大型の契約をしている事、②政府のNHS(国民保健サービス)が中心となりワクチン接種を一元管理している事が成功の要因との説明でした。英国の国家戦略の素晴らしさが印象的でした。

さて、2月28日(日):①埼玉県の新規感染者数は、97人(27日:118人) ②重症者38人(昨日:37人)③自宅療養者数279人(昨日:305人) ④入院患者の病床使用率47.1%:入院者数645人(昨日:50.8%) ⑤重症者病床使用率26.5%(昨日:25.5%) ⑥死者5人(合計563人)です。そして、陽性率も3.1%(昨日:2.8%)と相変わらず3%前後で推移しています。また、病床使用率はようやく40%台でになりましたがもう少し推移を見る必要があります。大阪府などの6府県では昨日で緊急事態宣言が解除になりましたが、感染のリバウンドが心配です。

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