活動日記

2024/03/26

一時保護中の小中学生の通学率は?

全国の児童相談所の実態調査で、一時保護中に週4日以上学校に通っている小中学生は1割未満であるとの事。その結果に驚いています。

 一時保護は、子どもの安全を確保したうえで、心身や家庭の状況を把握し、その後の対応を決めることを目的とします。また、子どもは児童相談所の一時保護所か、委託を受けた施設や里親家庭などで生活をしますが、その期間は、児童福祉法で原則2カ月以内と定められています。しかし、2カ月を超えたり、中には半年以上になることも珍しくないようです。その間、小中学生は義務教育ですから学校に行く義務がありますが、実態は行けない子供が多く教育を受ける権利も十分に保障されていないという専門家もいます。

ところで、国は4月から通学支援を各自治体の努力義務とする事を決めています。しかし、親から虐待を受けて親から避難している子どもが、学校に行く事で親に知れてしい親が“取り戻す”という事態もあり難しい問題です。一概に「教育の機会を奪ってしまう」と単純に結論づけれない点もあると思いますし、自治体にその責任を負わせることには無理があります。

児童虐待は、色々なケースがありそれぞれの子供たちの心の傷を癒しながら、時間をかけて少しづつ学校になれるよう指導する事が大切だと考えます。

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