活動日記

2023/11/06

万博の木造リングに350億円

 以前、2025年開催予定の大阪・関西万博の会場建設費が、当初予算の1,850億円から500億円増の2350億円との報道に、私は計画がずさんで更に予算が増える恐れがあるので大阪府や政府は“中止”の決断をすべきと投稿しました。今回は「木造リングが350億円」との報道に唖然としました。その木造リングは、1周2キロもある屋根につけるもので、当初の計画ではこのリングはまったくなかったとの事です。これを聞いて、万博はトータルでどのくらい予算が増えるか計り知れないという思いです。

なにしろ、東京オリンピックでは当初予算が約7,400億円でしたが、最終的にはその5倍の3兆7,000億円という実績があります。これでは、万博の場合は、費用負担を政府・大阪府・経済界の3者で当分負担する事になっていますが、多額の税金が投入されることになりますので国民や府民の理解が得られるとは思えません。

これまで、パリが万博誘致を断念している例があります。そこで吉村知事は「万博の中止」を宣言し、万博につぎ込む予算を府民の生活向上に振り向ける選択をすべきです。今コロナ禍で多くの人が職を失い、更には物価高騰で生活に困っている人が沢山いるのが現状で、その人たちに光を当てる事が政治の優先事項です。また、世界は万博にお金をつぎ込んでお祭り騒ぎが出来る状況にありません。

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