活動日記

2024/03/01

予想通りの期待外れ

 昨日の衆議院政治倫理審査会は、予想通り期待外れで嘘つき政治家に堂々と嘘をつく機会を与えただけでした。

武田良太元総務大臣は“自分は関与していなかった”、“秘書から報告がなかった”などなど見苦しい言い訳。二階派の事務総長をしていた武田氏が「私も二階氏も裏金作りに関与していません」などという事を国民の誰が信じますか。国民を愚弄しています。

そのような中、立憲民主党の野田佳彦元首相の岸田文雄首相に対する質疑は、野田元首相が数段格が上のように感じました。それは、岸田首相が政治資金パーティーを2022年だけで7回も開催し資金集めをしていた事が異常だ!と指摘した事です。それに対し、岸田首相は「勉強会なので問題はない」と答弁。続いて、野田氏は「大臣規範には、“政治資金の調達を目的とするパーティーで、国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛する”と記載されているが、首相自ら規範を破っている。首相はパーティーをやめるべきだ」と追及し、当初岸田氏は「適正に判断する」などと逃げていましたが、野田氏の度重なる追及に岸田氏はついに「首相の任期の間はパーテイーを止める」と答えてしまいました。野田氏の勝利です!

それにしても、岸田氏の7回のパーティーは、売り上げが1億5510万円、利益は1億3609万円と巨額の利益です。どうして、ここまでお金集めにエネルギーを割くのか?岸田氏は最後まで答えませんでした。

政治倫理審査会は、政治倫理の確立のため、議員が「行為規範」その他の法令の規定に著しく違反し、政治的道義的に責任があると認めるかどうかについて審査し、適当な勧告を行う機関とあります。昨日の野党の質問は、野田元首相以外は前の予算特別委員会の質問の繰り返しのような内容でした。そして、岸田首相も武田良太元総務相も、自らの関与を否定する事ばかりでした。今日は、国民に“パフォーマンス”と言われないよう中身のある質疑にして欲しいものです。

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