活動日記

2023/08/31

処理水問題は解決するのか?

現在、中国が福島原発の処理水の海洋放出に反発していますが、岸田首相はその打開を図るために二階元幹事長に中国訪問を要請したという報道、そして岸田首相が「中国側と話せるのは二階元幹事長しかいない。ぜひ中国を訪問してほしい」と要請したという報道を聞いてあきれました。私は、この時期親中派のトップである二階氏を派遣しても中国から海産物の禁輸問題を解決できるとは思いませんし、返って中国の理不尽な条件を持ち帰ってくる恐れがあると思います。今、日本政府が行う事はWTO(国際貿易機関)に提訴したり、補正予算を組んで影響を受けている漁業関係者の支援を行いながら、新たな輸出先を開拓する事に力を注ぐべきです。

今回の報道に、外務大臣を経験し「外交の岸田」と言われてきましたが、実態は全く違うという気持ちです。これまで中国が日本に対して行ってきた数々の嫌がらせや歴史問題等など、更には南シナ海のフィリピン沖で岩礁を埋め立てて人工島を作り飛行場などを作り国際問題になっている事などを考えれば、今回二階氏を中国に派遣すれば中国の思うつぼだと判断すべきです。それよりも、中国の出方を静観していれば、中国が日本の海産物などの輸入をせざるを得ない状況が出てくると思っています。譲歩は、中国の思うつぼです。岸田首相には国のリーダーとしての危機意識が薄いですね。

*WTO(世界貿易機構): 世界各国が自由にモノやサービスなどの貿易が出来るようにするために国際的なルールを定め、貿易障壁を削減・撤廃する為に加盟国間で貿易交渉を行う機関。加盟国は、日本、中国など164ヶ国です。 

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