活動日記

2023/07/18

今後の福祉政策について

2017年4月にオープンして6年が経過した白岡市の地域包括支援センターの「ウエルシアハウス」。全国でも例を見ない民間企業が「地域包括支援センター」の運営を行い、今では地域に密着して多くの人や団体が利用するまでになって居ます。そして、健康体操や料理教室、更には介護予防から認知症サポーターの講座まで、様々な活動を行いながら、地域の包括的な支援やサービスを提供し、無くてはならない施設になって居ます。今回、久しぶりに福田英二センター長と「今後の福祉政策の在り方、地域福祉の在り方」などについて意見交換をしました。

今、最も必要とされている共生社会の実現こそがこれからの我々の生活の基本になってきます。これまでは、高齢者福祉、障がい者福祉、児童福祉などそれぞれ縦割りで法律が整備され制度が確立されてきました。しかし、それぞれの福祉政策では解決できない問題が起きているのが現状です。そして行政だけでは対応できない住民のニーズ、制度の谷間にある課題も出ています。それらの課題に対応するには、行政や福祉団体などだけでなく地域の住民が自主的に参加できる真の「共助」の仕組みを作っていかなくてはならないと考えています。

そこで、先ずは福祉活動の中心となって居る「社会福祉協議会」の事業内容なども、更に住民参加ができるよう見直す必要もあると考えています。そして、これからの「新しい地域福祉」の在り方については、新たな住民の福祉活動を発掘・育成し、地域住民が支え合う環境づくりを進めるために、社会福祉協議会が積極的に役割を果たすことができるように行政との連携や協働の在り方、そして人事面も含めた体制づくりをすることが大事だという意見で一致しました。

これから、地元でお互いが助け合い安心して生活できる「新たな地域福祉」は、行政だけけでなく私たち住民も一緒に考え活動していく事が大事だと改めて考える事が出来ました。

福田さんは、これまで医療や介護現場を経験していますので話が具体的でいつも勉強させて頂いています。施設や組織が出来ても、制度を成功させるには福田さんのような人材が必要です。


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