毎年全国高校野球大会をテレビ観戦で楽しんでいますが、今年は最初から“慶応高校”の試合をすべて観て応援しました。強豪チームがいる神奈川大会の決勝で横浜高校に逆転勝利した時から甲子園での試合に期待していました。これまで、順調に勝ち進んで今日の仙台育英高校との決勝戦まで来ましたので楽しみです。ところで、慶応高校野球部と言えば、選手たちが“エンジョイベイスボール”を合言葉に、部員が自分たちで練習方法なども研究し、皆んなで野球を楽しむという他校とは違った伝統があります。そして、強豪校と言えば“丸刈り”が定番ですが、慶応高校は“長髪”で、生徒たちの自主性を生かしているのが特徴です。

一方、仙台育英高校は昨年の甲子園の優勝校で、今回も優勝候補に挙げられている“強豪校”です。準決勝でも神村学園を６－２で破り安定的な戦いを進めてきました。今日の決勝戦では、まず慶応高校ピッチャーの右腕小池投手と仙台育英高校の高橋投手の投手戦が見ものです。そして、打撃戦でも慶応高校の１点づつ確実に得点を重ねる作戦と、仙台育英高校の長打による大量得点を狙う作戦のどちらが有利なのかも楽しみです。

いずれにしても、高校野球は球児たちの一生懸命プレーする姿に感動します。また、全国大会である甲子園には行けなくても、高校球児には凝縮した青春があります。甲子園を目指して必死に練習をすることや、仲間との連帯、試合の緊張感、勝敗の嬉しさや悔しさを経験したことはこれからの人生の宝物です。若者達の頑張りの結晶を、今日はテレビで応援します。