活動日記

2024/05/04

何が人生を狂わせた?

栃木・那須町で夫婦の遺体が見つかった事件。指示役や実行犯は逮捕されていますが、大元の指示役は未だ逮捕されていません。それにしても、被害者の夫婦とも面識がなく、犯人同士の本名も知らなくても、お金の為に殺人まで犯すのか?という思いと、実行犯の中に元俳優の若山耀人(きらと)容疑者(20歳)がいた事に驚いています。俳優時代は、将来に夢を持ち頑張っていた青年がどうして人生を狂わせてしまったのでしょうか?

若山容疑者は、10歳の時に大河ドラマ「軍司官兵衛」の子役で出演し注目を浴び、その後いくつかの映画にも主演していたようです。

その若山容疑者は、幼少時は岐阜市で過ごし、スポーツが得意で明るい子供で評判も良かったとの事。しかし、突然所属事務所を辞めてから若山容疑者の人生の歯車が狂いだしたようです。

共犯の姜光紀容疑者と知り合い、「好きな言葉はお金、世の中必要なのは顔とカネ」というように変わっていったのです。そして、僅か250万円の報酬で人殺しという取り返しのつかない重大事件を起こしてしまったのです。

若山容疑者は、未だ20歳で更生できると思っています。その為には、先ずは事件に関する事を正直に全てを話して罪を償う事です。そして、初心に帰り、良い友人を作り感謝の気持ちを忘れず真っ当な人生を送って欲しいものです。

この事件で考えさせられるのは、子どもを育てることの責任の重さです。人として何が大事かということと、どんな人間になってもらいたいかを考えて、保護者自身もその年齢に合った教育をする事が重要なんだとつくづく思います。色々な可能性を追求して、幼少期からスポーツや芸能の世界でに生きている人も多いのですが、大成している人は一様に目上の人に対する礼儀や、思いやりそして向上心を待っています。周囲の大人がきちんとしたポリシーを待って育てなかったツケがこの事件の要因かも知れないと考えると、地域で子どもを育てることも必要だと、個人主義の功罪を考えさせられました。

若山耀人容疑者(2018年1月撮影)
【イラスト】栃木夫婦遺体損壊事件の構図
  • Facebookページへ
  • Twitterへ