皆さんは、「一般社団法人コンパスナビ」をご存じでしょうか？　コンパスナビは、児童養護施設や里親を巣立った若者の就労支援や住居支援、そして施設に入所している子供たちの自立支援をしている団体で、埼玉県が支援しています。

施設を巣立った若者は、社会に出て厳しい現実に直面します。アパートを借りる時の保証人や、運転免許取得の支援、就職支援なども行っています。この支援を受けて、会社員として自立できている人や、ミュージシャンの道を歩んだ人など進路は様々です。しかし、彼等には情報が少ないのが実態です。私は、これまで様々な形で支援をしてきましたが、今回は、自衛隊の募集担当官と一緒にコンパスナビを訪問し、自衛隊の仕事の内容や試験制度などについて説明をし就職情報の提供を行いました。

以前自衛隊の後輩から“児童養護施設を巣立った人が自衛官として頑張っている”という話しを聞いていましたので、若者の中には、社会に出て活躍をしたい、あるいは人のために役立ちたいと思っている人が沢山いますので仕事の情報を提供する事が大事だと考えています。1人でも多くの若者が自衛隊に入隊してもらいたいと思います。自衛隊の仕事は多方面に渡っており、第一線で働く部隊だけでなく、経理や人事、被服を管理する仕事、食糧関係、衛生関係、また音楽隊など、その人の適性に応じた仕事があります。そして、みんなで色々な分野で力を合わせて〝国を守るために働きます。災害派遣などで活躍するのも、国民を守る一貫です。是非、自衛隊に入って、能力を発揮すると共に社会に貢献して欲しいと思います。若者の未来にエールを贈ります。