活動日記

2024/04/26

円安の影響は?

円安に歯止めがかかりません。円相場は、節目となる1ドル =155円を突破し、約34年ぶりとなる円安ドル高水準を更新しました。その原因と影響は?

円安とは円の価値が下がること、円高とは円の価値が上がることです円安の原因は、アメリカの長期金利が上昇したことなどから、円を売ってドルを買う動きが加速した為です。 そして、円安のメリットは、日本の製品を海外へ売りやすくなることです。海外からすると、円安は日本のモノ・サービスが安くなる状態です。そのため、輸出産業の業績向上や外国人旅行者の増加などにつながります。 円安は個人よりも、企業の経済的なメリットが大きいといえます。

一方、円安のデメリットは、輸入製品の価格が高騰することです。輸入コストが高くなり、生活必需品やエネルギー資源などさまざまな品目の物価が上がります。 日本では、衣類のほとんどを中国やベトナムから輸入しています。また、食料品も輸入に頼っている品目が多く、トウモロコシや小麦などはほとんどアメリカからの輸入です。そして、生活必需品の値上げがあっても、賃金が必ずしも上がるとは限りません。そのため、給料は変わらないのに支出だけが増え、「生活が苦しい」「お金がない」と感じる人も多くなります。海外旅行も割高になります。特に、年金生活者にとっては更に苦しい生活が続きます。結局、円安は国民生活を圧迫するのです。

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