杉戸町で高齢者の集いの場としてのサロン、子供たちの健全育成、更には災害協働訓練や貧困家庭の食料支援を行うフードバンク埼玉などの運営にも取り組むNPO法人「SUGITO SOHO CLUB」代表の豊島亮介さんの事務所でその活動内容などを伺いました。豊島さんの活動内容は、全てが「地域貢献」です。そして、その活動の原点は、当時の小川伊七杉戸町長との出会いで、町長の街づくりの考えに共感し地域の為に活動していこうと決意したそうで、既に活動が１５年以上継続しています。これまで継続できた要因は、その企画力が素晴らしいだけでなく、杉戸町の人達が新しい考えや若者の考えを受け入れて協力するという土壌がある事だと思いました。正に、まちづくりをしようとする若者の熱心な取り組みと、自分たちの街を良くするために協力しようという地元の人たちの考えが一致しているのです。また、自分の特技を活かしてちょっとでも良いのでビジネスに繋げたいという３万円ビジネスも若いママには好評です。

これから、どの地域でも少子高齢化が進み、これまでのように行政に頼るだけでは“良い街づくり”は出来ません。自分たちで健康を守り医療費や介護費用の削減を行う。地域の子供たちは地域で育てる。災害時は協働して助け合う。更には貧困家庭やその家庭の子供たちは周りが見守るという地域づくりが必要です。その「地域貢献」を行っているのが豊島亮介氏です。豊島氏は、東京に住んでおり、杉戸町民にとってはいわゆる「よそもの」ですが、そのよそ者を受け入れ、行動力や情熱を頼りにして、一緒に活動する地域性（地域力）が豊島氏の活動を成功させているのだと感じました。大変有意義な意見交換が出来て、今後の私の活動の糧になりました。