２０２５年４月開幕する大阪・関西万博は中止して欲しい！と、昨年もこのブログで訴えましたが、改めて『中止』を訴えます。元旦の能登半島地震で多くの人が亡くなった上に、多くの人が突然家を失い、救援物資は不十分で、飢えと寒さに苦しんでいることはご承知のとおりです。また、孤立している地域も数多く残されています。

これから政府や自治体そして自衛隊など国を挙げて被災者の救出を行い、今後は被災地の復旧や復興に当たらなければなりません。特に、仮設住宅などの建設や被災者の生活再建支援などが急がれます。一方で、現在は 建設資材の高騰や人手不足による建設コストの高騰、更には建設資材などが入手困難な状況です。今は、万博はやめるべきだと思います。開催が終わればすぐに取り壊す豪華な建物に多額の税金をつぎ込むよりも、被災地の支援に資金や人材そして資材などを集中すべきです。

万博は、確かに平和の象徴として、そして世界各国の人たちの交流の場で、これまで人類が築き上げてきたその時代の技術・芸術の頂点を世界に向かって発信する機会でもあります。しかし、世界に目を向ければ、ウクライナや、中東地区で紛争が続いている現状において、そのような世界が平和的に交流できる状態にはありません。

更に、世界各国も万博にお金をつぎ込んでお祭り騒ぎが出来る現状にないことは明らかです。吉村大阪知事は中止をする勇気を持つべきだと強く思います。