活動日記

2024/02/26

大阪・関西万博は、中止すべき

大阪・関西万博は、2025年4月~10月までの6ケ月間開催される予定で準備されいます。しかし、世界を見れば、ロシアのウクライナ侵攻や中東での紛争、そして、開催国の日本は能登半島地震での大きな被害が出ている一方で、コロナ禍で国民が物価高騰や公共料金の値上げで苦しんでいます。更には、建設物価高騰・資材不足そして建設関連の人手不足などで建設業界も苦しんでいます。そのような現況の中で、万博の目的である平和の象徴として、そして世界各国の人たちの交流の場とするのは困難で、私はこれまで開催に反対してきました。

更に、今回の万博は現時点で、運営費が当初の809億円から1000億円に、そして、会場建設費は当初の1850億円から2350億円に膨れ上がっています。東京オリンピックの時も当初予算が約7400億円と言われていたものが、最終的に5倍約3兆7000億円に膨れ上がりましたので、万博も最終的にどれくらいの金額になるか予想もつきません。

また、最近では6ケ月で壊してしまう“トイレ”に2億円もの費用をかける事、そして、館内の空調設備を集中管理から個別の館に空調を設置する方式に変更する事が分かりました。変更の理由は、設備業者が資材の準備が間に合わないという事です。これでは、テーマの一つとして「脱炭素」を掲げていますが、それと矛盾してしまいます。

このような状況ですから、岸田首相は吉村大阪知事に対して「大阪・関西万博を中止すべき」と強く申し入れ、万博に投入予定の予算や建設資源などは能登半島地震の復旧・復興に回して欲しいと思います。ここは、岸田首相が強いリーダーシップを発揮するところで、多くの国民がそれを期待しています。英断を期待します。

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