活動日記

2023/12/06

生徒の自殺を「天寿を全うした」とは?

 福島県内の17歳の女子高校生が、学校を休みがちで県が開設している相談窓口に「クラスにいづらい」などとメールで書き込みをした後に“自殺”しました。その直後に、校長が全校集会で「この生徒は天寿を全うした」と発言した事が問題になっています。私は「17年しか生きていないの『天寿を全う?』」と言葉を失いました。そもそもこの言葉は、高齢者に使う言葉で、人生をしっかり生き抜いて、何の後悔も無い、満足だったろうと思える人に使う言葉です。まだ17歳の未来ある若者が自ら死を選ぶという時に使う言葉ではありません。この校長は日本語の意味も知らない、全くの不適格者だと思います。

両親が県の教育委員会に第三者委員会の設置を要望して調査が始まるそうです。生徒の自殺の原因は、どこにあるのか?を調査する事はもちろんですが、校長の「天寿を全うした」と言った真意はどこにあるのか?などをしっかりと調査して欲しいと思っています。 

私は、娘を自殺で失ったご遺族の深い悲しみと怒りは十分理解できます。それは、私も身内を病気を苦に自殺で失った経験を持っているので、ご家族のなぜ苦しい心の内を解ってあげられなかったのかという後悔は痛いほどわかります。その経験もあり県議会では「自殺防止」の為の取り組みに力を注ぎ、執行部にもSOSの発見と心のケアなどを提案していました。

これからも、一人でも多くの“命”を救えるよう活動していきたいと思います。

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