活動日記

2023/12/05

秩父夜祭

長年の念願であった“日本三大曳山祭”の一つ、「秩父夜祭」を見学できました。

秩父夜祭の笠鉾・屋台(山車)は、釘を一本も使わず組み立てられていて、「動く陽明門」と言われるほど豪華絢爛で、それが国の重要有形民俗文化財に指定されています。祭りの見どころは、秩父神社から1キロメートル離れた“御旅所”(おたびしょ)に向けて進むのですが、6台の傘鉾、屋台が御旅所の手前の団子坂を曳き上げられるところが最高の見所です。これまで、コロナ禍で2年間祭りが中止され、昨年は規模を縮小して開催され、今年は本来の“秩父夜祭”が開催されたのです。

また、秩父夜祭のもう一つの見所は、“6500発の花火”で、中でも100連発の花火が2方向から打ち上げられるところです。澄み切った冬の夜空と武甲山を背景に連続して打ち上げられる花火は、他所では見る事が出来ない華やかさと豪快さが味わ得られます。

ところで、この祭りで秩父市外から約36万人が訪れたそうです。今各自治体が観光産業に力を入れていますが、秩父市には、秩父夜祭という地元の方々が代々守ってきた財産があります。歴代の市長さんや地元の保存会の皆さん、そして市民の神社に対する畏敬の気持ち。それら長年の努力が相まって全国から多くの人が訪れる祭りになっているなだと思います。そしてここまで盛り上がったのは、北堀篤秩父市長の素晴らしいリーダーシップがあったからこそ、3年ぶりに本来の盛大な夜祭が開催できたものと思っています。今回、秩父夜祭を見て観光産業の育成の仕方、更には地域全体を巻き込む市長(首長)のリーダーシップなども学ぶ事が出来ました。

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