国会議員で安倍派が行っていたのは、政治資金パーテイーのノルマ超過分の「キックバック」の他に「中抜き」とは、呆れてものが言えません。

具体的には、①超過分を派閥に報告し、いったん派閥に収めてそこから「還流（キックバック）」するケース。 ②超過分を派閥に報告せず、派閥に収めることなく、議員側の懐に入れてしまう「中抜き」するケースの２つです。共に収支報告書に記載していないで「裏金」として領収書もなく使われていたのです。これは、「政治資金」ではなく、脱税であり、横領でもあります。このような国民を欺く行為は許されるはずがありません。

安倍派は、この５年間でノルマ超過分を収支報告書に記載しない「キックバック」分だけで１０億円を超え、中抜き分を加えれば、不記載の金額はさらに膨らみます。

他の派閥も同じことが長年行われていたわけですから、今回こそは東京地検特捜部は徹底して事実を解明し、全貌を公表してもらいたいですし、そして我々も「忘れっぽい日本人」を返上して、しっかり記憶に留めておく必要があります。そうでなければ、喉元過ぎれば良いという風潮がいつまでも無くなりません。

これまでの、国会議員の裏金作り、選挙での買収、贈収賄そして官房機密費での東京オリンピック役員への賄賂の提供等などの「政治と金」の問題を見るに、自民党国会議員の多くは私利私欲に走り腐りきっていると言っても過言ではありません。この腐った政治家たちを一掃する為には、有権者が次の国政選挙で大切な一票に“怒り”を表わすことが必要です。