東京地検特捜部から公職選挙法違反容疑で強制捜査を受けた江東区の木村弥生区長（58）の事件を巡り、自民党の柿沢未途衆院議員（52）が副法務大臣を辞任したとの報道。これを聞いて、どうして法律を作り国民の生活を良くすべき立場にある国会議員の法律違反が横行するのか？と失望の連続です。私は地方議員でしたがいつも「地元の皆さんの声を聞いて、謙虚に活動する」という事を心がけ、必ず法律を守る事、有権者の信頼を裏切らない行動を続けてきました。最近の国会議員の責任感や倫理観の欠如には驚くばかりで、有権者の「政治不信」は加速するばかりです。

　ところで、柿沢氏と言えば2世議員て、未途氏自身は東京都議会議員を経て衆議院議員になり、みんなの党、民進党などを渡り歩き、自民党入りをして今回法務副大臣に就任しています。私は、彼は信念のない二世議員という印象を持っていました。

　今回の事件は、木村区長の選挙戦で柿沢氏がネット有料広告の利用を木村氏側に勧めたことの責任を取って副大臣を辞任しましたが、一部の江東区議会議員に現金を渡した疑いがある、との報道もあります。

最近は不倫・買春疑惑や、口利き疑惑など政治不信につながる案件が後を絶ちません。これでは、国民の政治離れは進む一方です。議員は自らの役割や責任を襟を正して考え直し、有権者も棄権することなく、正しく判断することが必要だと強く感じています。