活動日記

2023/07/10

教育は国家百年の大計

最近、教育現場の“教師不足”が深刻な問題です。文部科学省の調査では、公立学校1,897校で2,558人の教師が不足しているとういう発表がありました。実に全体の学校の5.8%に当たります。その為に、授業計画などを担当する教務主任や、学校運営について校長を補佐する教頭がやむなく担任を兼務するという学校も出ているとの事です。では、なぜここまで教師不足が深刻になったしまったのか?

長年教育現場で教鞭をとっていた「前田晴雄」氏によれば、①採用の問題。少子化による学校の統廃合が進み、正規教師の採用を少なくし、臨時教師の採用を多くした結果教師志望者が減ってしまった。②教師の長時間労働で給与も安い教育環境だという悪いイメージが定着ししていること。③学校・教師の社会的地位の低下。の3点を指摘しています。

昔から「教育は国家100年の大計」と言われ、資源のない島国日本は、教育に力を入れて優秀な人材を育てて国を繁栄させてきました。その為には、教育への投資が大事だと考えます。

私達は、教師のネガテイブな側面だけでなく、教師がどれだけやりがいがある魅力的な仕事、大事な仕事なのかという前向きな側面を積極的に発信し、学校を取り巻く社会全体の意識を変え、教師自身の誇りと自信を取り戻す事が大切なのではないかと考えています。

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