活動日記

2023/07/11

川勝知事のボーナス返上

静岡県の川勝平太知事が、20121年の参議院選挙の応援演説で不適切な発言があった事から、静岡県議会で「辞職勧告決議」が可決されました。その際、川勝知事は「辞職」をしない代わりに、不適切な発言を行った自身へのペナルティーとして、給料やボーナス440万円を返上すると議会で表明していましたが、これまで実行されていませんでした。そこで、議会やマスコミから批判を受け、ようやく返上する事をこの6月議会で表明する事になったわけですが、もっと早く県民との約束を果たすべきだという思いで残念です。

*不適切発言:静岡選挙区の参議院選挙戦の応援演説で、相手候補が御殿場市出身だったことから「御殿場市はコシヒカリしかない。……!」と発言し、それが差別発言だと批判され「コシヒカリ発言」といわれ問題になりました。

川勝知事と言えば、これまでもリニアモーターカーの静岡県内通過に反対したり、日本学術問題の会員任命問題をめぐって「菅義偉(当時首相)という人物の教養のレベルが露見した」と述べ、「学歴差別」だと批判を浴びたりと、問題発言が多い知事です。しかし今回のボーナス返上は、議会で県民との約束をしたことです。知事は、速やかに“ボーナス返上に関する条例”を議会に上程して、速やかに返上できるよう手続きを進めるべきだったと思います。

私は、これまでの一連の不適切発言や、今回のボーナス返上の件などを見ていると、川勝知事の県のトップとしての“発言の重さに対する意識”や“危機管理能力”に疑問を持っています。また、多くの県民や県庁職員も同じ考えを持っていると感じています。私にとって、組織のトップとしてのあるべき姿を考えさせられる案件でした。

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