活動日記

2024/02/14

教育委員会の金品授受

名古屋市教育委員会が校長人事の推薦に絡んで教員の団体から現金や商品券を受け取っていた事が明らかになり、大きな問題になっています。

市内の校長会や教頭会が、毎年小中学校の校長・教頭・教務主任に推薦する“リスト”を教育委員会に提出する際に、現金や商品券を添えて提出していました。その額は5000円~3万円で、年間200万円もの金品が教育委員会に渡っていて、この悪しき慣習が20年以上も続いていたというのですから驚きです。

名古屋市教育委員会の大坪真人総務部長は「金品授受が教職員の人事に反映されるなどの影響は、聞き取り調査では影響はないと考えている。それも含めて今後確認する」と言っていますが、私は影響はあったと思います。私が県議会議員の時に、教職員の昇任制度などに関する件を取り上げた際に様々な調査をして、校長会から市や町の教育委員会への推薦が大きな影響を与える事が分かりました。特に、市や町の「教育長」は校長を経験した人物を校長会が推薦している例が多くありました。そして、「校長会」が教職員の管理職の人事に大きな影響を持っている事を知りました。

今回の件は、公務員の贈収賄事件につながる可能性が考えられます。また、名古屋市だけでなく他の教育委員会でも同じような人事に関して金品の授受があるかもしれません。徹底した調査を行い、悪しき習慣をなくすことが大事です。私も、引き続き注視していきます。

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