活動日記

2024/04/17

新型コロナが終息して!

 新型コロナウイルスのワクチンが、今年3月末で公費負担が終わりました。昨日の国会審議で約2億4千万回分のワクチンの廃棄処分があったとの事で、その額は約7000億円に上る事が分かりました。さらに驚く事は、審議の中で武見厚労大臣や官僚が「無駄とは考えていない」と答弁しました。全く感覚がずれていますよね。

今回の新型コロナでは、日本でワクチンが作れなかったので全てを海外から輸入しました。その予算総額は2兆4000億円という莫大な金額でした。厚労省は「その時々の状況によって必要なワクチンを購入したので、廃棄についても無駄とは考えていない」と言い切っています。しかし、結果的にはキャンセルや使用期限切れによって大量に廃棄処分になったわけで、廃棄処分となる約7000億円は税金の無駄遣い以外の何ものでもないのです。官僚はどうして素直に「今後は、ワクチンの確保量の妥当性について検証し同じような税金の無駄がないよう努めます」と国民にわびる事が出来ないのでしょうか?  

大臣や官僚には、反省すべきは素直に反省し、国民から預かった大切な税金の無駄がないよう政策立案をしていくという当たり前の感覚と志を持ってもらいたいですね。また、今回は日本の製薬会社のワクチン開発力が欧米に後れを取ったわけですから、教訓を生かしてワクチンの研究開発にも予算と人材を投入すべきですね。

いずれにしても、今回の新型コロナウイルスについては「終息して良かった」と安心することなく、ワクチンで多くの人たちが亡くなり、後遺症で苦しんでいる人もいます。予算面の問題だけでなく、ワクチンの安全性に問題がなかったのか?という点も含めてしっかりと検証して将来に生かすべきです。

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