活動日記

2023/10/01

新農水大臣の驚く発言!

岸田内閣の改造後、閣僚の不透明な政治資金の問題や大臣が官僚の書いた訓示の漢字を何度も読み間違えるなど、大臣の資質・能力に不安を持っているのは私だけでないと思います。そのような中、宮下一郎農水大臣が記者会見で、中国が日本の水産物の輸入規制の強化に対し「ホタテを1人5粒食べて!」と国民に呼びかけたとの事に驚きました。宮下大臣としては、日本の処理水放出に対する中国と香港の規制に対して、日本国内での消費をうながすことが狙いのようですが、「政策」を述べるべき大臣の発言としてはあまりにも軽い発言です。

ところで、北海道美幌町の陸上自衛隊に勤務していた時に、ホタテ漁師や鮭(しゃけ)漁師の家は“御殿”と言われる立派な家で、高級車が何台も駐車場に並び若者が派手な生活をしていたことを思い出します。そして、当時は漁師の皆さんは、危険な職業ですか高収入で苦労のない生活が出来るのだろうと思っていました。ところが、今回の原発の処理水の問題で漁師の皆さんは、ホタテなどの水産物が中国へ輸出できなくなり収入が大幅に減少してしまいました。しかし、政府が直ぐに税金を投入して漁師の生活を保証する事に疑問を持っています。

現在、政府は日本の水産物の安全性をPRする事、そして輸出先を中国以外に広める事を優先的に行っていますが、それに加えて、国内のホタテなどの消費を拡大するには、値段を下げて国民の消費を促す努力をする事だと考えます。今回、宮下農水大臣は、これまでの対策を改めて述べると共に「ホタテなどの魚の値段を下げますので、皆さんで日本の安全な水産物を食べて、応援しましょう!」と述べるべきで、「ホタテを1人5粒食べて!」の発言は、返って国民の反発を招くことになる恐れがあります。

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