木原稔防衛相が、沖縄県を訪れて宮古島市の座喜味市長と、石垣市の中山市長と面談し、一方玉城県知事との面談を見送ったとのニュースに驚きました。面談しなかった理由は、玉城知事がこれまで普天間基地の移転先である辺野古移転計画に反対している事と、先日スイス・ジュネーブの国連人権委員会で「米軍基地が沖縄県に集中し、平和が脅かされている」と訴えた事によるものだと考えられます。私は、沖縄に米軍基地が存在して中国や北朝鮮に対する抑止力になっていると考えています。また、米軍基地に土地を提供したり、基地内で多くの住民が働き生計を立てていて、米軍基地が無くてはならない存在だと考えている県民が多くいる事も事実です。

現在、中国軍が日本の固有の領土である尖閣諸島に軍艦などで脅威を与えているのが連日のように報道されています。そのような中、日本の領土を中国軍の脅威から守るには、米軍の力が必要なことは明らかです。米軍兵士の起こす問題やオスプレイの危険性等、色々な課題を抱えている事も事実ですが、玉城知事には、普天間基地移転に関して日本の安全そして沖縄県民の命と生活を守る為に賢明な判断をして、政府と歩調を合わせて欲しいと思います。