東京ビックサイトで開催された「東京国際消防防災展」に行ってきました。会場には意外にも多くの家族連れで賑わっていました。最新の消防自動車や救急車そして人命救助の工具等々、企業ごとにニーズに合った特徴を出して製品の開発に取り組んでいる様子が分かりました。

私は、今回の防災展では特別企画ゾーンとして「非常用電源ゾーン」が設けられていると聞き興味を持って行きました。特に、災害時に短時間に何台ものスマホの充電ができる設備が開発されているかという事に大きな期待を持っていたのですが、残念なことに、非常用電源の装置を展示している会社は２社だけで、それも一度に４台のスマホの充電ができるだけでした。災害時に、一番困るのはスマホの充電です。我々の普段の生活でも充電が切れるのが一番不安になるものです。特に災害時は情報収集が何より重要で、スマホは命綱のような存在です。これまでの災害時の報道を見ていると、避難所では、トイレと水、そして充電用電源に長い行列ができる場面をたくさん見ます。電源はもはや、必要不可欠なアイテムです。防災展に出展している企業はそれぞれの分野で開発に切磋琢磨しているのは伺えますが、できれば連携しての有事にはこの様に役立つ！といった大掛かりな防災訓練も展示してくれたら子供達にもわかりやすかったのではないかと感じました。

現在、個人用の充電器を持っている人も多いと思いますが、避難所となる公共施設には一度にたくさんのスマホの充電ができる装置が開発されることを期待します。

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